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世界の出来事 -2024年2月-

2024.02. (最終更新:2024.03.30)

02/01 タイ親軍与党国民国家の力党党員ルアンクライ氏、01/31の憲法裁判所による違憲判決を理由に、選挙管理委員会に最大野党前進党の解党と党役員の公民権停止申立ての請願書を提出。
02/01 マレーシアのペラ州でミャンマーロヒンギャ難民が暴動をおこし、収容施設から131人が脱走。
02/01 ウクライナ海軍、国防相情報総局の部隊がクリミア半島西部でロシア黒海艦隊ミサイル艇イワノベツを撃沈したと発表。
02/01 ベルギー首都ブリュッセル欧州連合(EU)緊急首脳会議。500憶ユーロのウクライナ支援を含む予算見直し案で合意。また、制裁で凍結したロシア中央銀行の資産の利子をウクライナ支援に転用する方針で一致。
02/01 ベルギー首都ブリュッセルで、欧州連合(EU)首脳会議にあわせ、環境規制等に抗議する農家らがトラクター約1000両を動員してこうぎ
02/01 チュニジア汚職裁判所、最大野党アンナハダの党首ガンヌーシ/Rached Ghannouchi元国会議長と、義理の息子アブデサレム/Rafik Abdessalem元外相に、党が外国から献金を受けていた罪で懲役3年、党には罰金110万ドルの有罪判決。
02/01 国連人権関係機関、01/26にクリコロ州ナラ圏Welingara村で、外国軍人を伴ったマリ軍が少なくとも25人を即時処刑したとし懸念表明。
02/01-02 コンゴ民主共和国(DRC)の北キブ州とイトゥリ州州境農村地帯をイスラム過激派反政府武装勢力民主連合軍(ADF)が襲撃、少なくとも民間人9人死亡。
02/02 北朝鮮巡航ミサイルを発射。
02/02 マレーシア恩赦委員会、ナジブ元首相の汚職罪刑期を12年から6年、罰金を2憶1000万リンギから5000万リンギに減刑すると発表。
02/02 イラン情報省、イスラエル諜報機関モサドと協力して活動する諜報員数十人を28か国で確認したと発表。同国内で発見した容疑者は既に拘束し訴追したと明らかに。
02/02 イラクおよびシリア領内でアメリカ中央軍が85か所以上のイラン革命防衛隊(IRGC)関連施設に攻撃を実施、少なくとも45人死亡。01/28のヨルダン駐留米軍攻撃への報復。
02/02 シリア首都ダマスカス南部で革命防衛隊(IRGC)軍事顧問がイスラエル軍のミサイル攻撃によって死亡したとイランのメヘル通信が報道。
02/02 トルコ中央銀行エルカン総裁、父親が中銀内で職員に不当に支持をしたり設備を私物化するなどしていたとする疑惑を受け、一身上の都合として辞任。翌日、エルドアン大統領はカラハン副総裁を後任に任命。
02/02 トルコ警察、国家情報機関(MIT)とイスタンブールイズミルでの共同作戦により、イスラエル諜報機関モサドに情報を売ったとして7人を逮捕。
02/02 ナイジェリアのボルノ州ンガンザイ/Nganzai地区ガジラム/Gajiram町を武装集団が襲撃、少なくとも警察官4人が死亡。イスラム国西アフリカ州(ISWAP)の襲撃とみられている。
02/03 パキスタン裁判所、再婚禁止期間違反でカーン元首相と配偶者ブシュラ・ビビ氏に禁錮7年と罰金50万パキスタンルピーの有罪判決。
02/03 スリランカ首都コロンボをタイのセター首相とウェーチャヤチャイ副首相兼商務相が訪問、ウィクラマシンハ大統領、フェルナンド貿易・通称・食糧安全保障相と会談、自由貿易協定(FTA)に署名。
02/03 イラン外務省、米軍のイラクやシリア爆撃について、主権や領土一体性の侵害であるとし、地域の緊張を高めるだけだと非難。
02/03 シリアのデリゾール県のマヤディン、アブカマルなど26か所をアメリカ軍が空爆、少なくとも18人死亡。
02/03 パレスチナガザ地区ラファをイスラエル軍が攻撃、少なくとも24人死亡。
02/03 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)関連施設など13施設36か所をアメリカ軍とイギリス軍が空爆*1
02/03 北アイルランド自治政府議会、シン・フェイン党ミシェル・オニール副党首を首相に選出。
02/03 セネガルのサル大統領、大統領選挙を02/25から延期すると発表。日程を定めた法律を廃止する大統領令に署名。
02/04 エルサルバドル大統領選挙一次投票、ブケレ大統領が再選。議会選挙の結果は不正申立の再集計により02/19に発表され、与党新思想党(NI)が54(-2)議席で勝利、最大野党国家主義共和同盟が2(-12)議席と大敗。
02/04 シリアのデリゾール県の産油地帯の米軍駐留基地を無人機が攻撃、シリア民主軍(SDF)の兵士少なくとも7人死亡。米兵に被害なし。シリア人権監視団がイラクイスラム抵抗運動/Islamic Resistance in Iraq(IRI)の犯行と声明。シリア民主軍(SDF)はアル・オマル油田の訓練施設が無人機攻撃を受け6人が死亡したと発表。
02/04 サウジアラビア首都リヤドを韓国の申源湜/Shin Won-sik国防相が訪問、サウード国防相と会談。兵器生産協力に関する覚書に署名。
02/04 イスラエルのレウミ銀行、ガザのテロ組織への資金移動の疑いがあるとして、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に口座凍結を通達。
02/04 ロシア非常事態省、ウクライナで占領下にあるルハンスク州リシチャンシクのパン屋がウクライナ軍の攻撃を受け、子供1人を含む少なくとも28人が死亡したと発表。
02/04 ロシアでハルペリン イスラエル大使が雑誌の取材に対し、ラブロフ外相がホロコーストを軽視し、ロシアはハマスと近すぎるとコメント。ロシア外務省が召喚して抗議。
02/04 ナミビアのガインゴブ大統領が首都ウィントフークの病院で死去。次期選挙までムブンバ副大統領が代行。
02/04-08 アメリカのブリンケン国務長官イスラエルパレスチナヨルダン川西岸地区サウジアラビア、エジプト、カタールを歴訪。
02/05 日本首都東京をイタリアのメローニ首相が訪問、岸田首相と会談。主要7か国(G7)議長国引継ぎ。各種問題について認識を擦り合わせ。
02/05 中国首都北京市第2中級人民法院(地裁)、スパイ容疑で2019年に逮捕された中国系オーストラリア人作家楊恒均/Yang Hengjun氏に対し執行猶予2年の死刑判決。豪州反発。
02/05 タイの裁判所、最大野党前進党のピター前党首らが法律に違反し24時間前までの警察への届け出なく政治集会を主催したとして、禁錮4か月、執行猶予2年の有罪判決。
02/05 ミャンマーの政府軍と反政府武装勢力の戦闘による砲弾が国境を越えてバングラデシュ川で女性1人とロヒンギャ男性1人が死亡、子供が負傷。6日、バングラ政府はミャンマー特使を召喚して抗議。
02/05 パキスタンカイバル・パクトゥンクワ州デラ・イスマイル・カーン/Dera Ismail Khan管区の警察署を武装集団が襲撃、少なくとも警察官10人が死亡。パキスタン聖戦運動/Tehreek-e-Jihad Pakistan(TJP)が犯行声明。
02/05 カザフスタンのトカエフ大統領、スマイロフ首相の内閣総辞職を承認。理由は不明。
02/05 ジョージア国家保安庁、首都トリビシで3個、ロシアとの国境検問所で3個、あわせて6個の爆発装置について、ジョージアウクライナ人がロシアに持ち込もうとしたところを押収したと発表。*2
02/05 ロシア選挙管理委員会中道右派シミンイニシアチブの候補ナデジディン/Boris Nadezhdin元下院議員の立候補登録申請について、抽出した署名に約15%の不備があるとして拒否を勧告。
02/05 スペインのアルバレス外相、ハマスの10/07攻勢への関与容疑で主要国からの資金拠出の停止が相次ぐ国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対し、350万ユーロを追加供出すると発表。
02/05 セネガル議会、02/25に予定されていた大統領選挙を12/15に延期する法案を165議席中賛成105票で可決。
02/05 国連安全保障理事会アメリカが報復として実施したイラクとシリアへの空爆について緊急公開会合。ロシアとイランが国際法違反と非難、米国は自衛権の行使と正当化。
02/05 国連のグテレス事務総長、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の中立性を評価する独立調査団を立ち上げたと発表。
02/06 エクアドル司法当局、アルバニアの組織犯罪捜査の一環として、エクアドルの4つ州とスペインの4つの都市で、資金洗浄と麻薬密売容疑による57件の同時捜査、少なくとも30人を逮捕したと発表。*3
02/06 チリのランコ湖で4人が搭乗したヘリコプターが墜落、ピニェラ前大統領が死亡。
02/06 中国の王毅外相、韓国の趙兌烈/Cho Tae-yul外相と電話協議。両国関係の安定と発展の必要で一致。北朝鮮について協議。
02/06 タイ検察、2015年の王室をめぐる発言を理由にタクシン元首相を不敬罪容疑で起訴。
02/06 カザフスタンのトカエフ大統領、オルジャス・ベクテノフ大統領府長官(43)を首相に任命。
02/06 カタールアメリカのブリンケン国務長官が訪問、ムハンマド首相兼外相と会談。イスラエルハマスの戦闘停止案についてハマス側から前向きな反応があったと記者会見で発表。
02/06 イスラエル軍ガリ報道官、パレスチナガザ地区で拘束されているとしていた人質136人のうち、31人の死亡を確認したと発表。
02/06 イスラエルをアルゼンチンのミレイ大統領が訪問、在イスラエル大使館をヘルツェリヤからエルサレムに移転すると発表。
02/06 パレスチナハマスアメリカなど4か国が提案したガザ戦闘停止案に返答したと表明。
02/06 ロシア検疫当局、害虫クサビノミバを検出したためエクアドル産バナナ輸入を停止したと発表。エクアドルの業界団体は当該ハエは農業害虫とみなされていないと反論。*4
02/06 ウクライナのゼレンスキー大統領、陸軍に無人機部隊設立を指示。
02/06 ソマリア首都モガディシュの市場で複数回の爆発、少なくとも10人死亡。
02/07 エクアドル憲法裁判所、安楽死合法化を認許。
02/07 日本首都東京をジャマイカのジョンソンスミス外相が訪問、上川外相と会談。海洋調査協力拡大と、日本から開発援助(ODA)で海洋調査船供与を決定。
02/07 モンゴル首都ウランバートルをドイツのシュタインマイヤー大統領が訪問、フレルスフ大統領と会談。両国関係樹立50周年を祝し、両国関係を格上げする戦略的パートナーシップ協定に署名。世界平和と持続可能な発展に向けた協力で改めて一致
02/07 タイをカンボジアのフン・マネット首相が訪問、セター首相と会談。国境未画定海域の油ガス田の共同開発に向けた協議再開など5つの分野にわたる覚書に調印。両国間の関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意。
02/07 インドのジャムカシミール連邦直轄領スリナガルでシーク教徒労働者2人が銃撃を受けて死亡。
02/07 パキスタンのバロチスタン州で選挙事務所など2か所で爆発、少なくとも27人死亡。
02/07 アゼルバイジャン前倒し大統領選挙。アリエフ大統領が得票率92.1%で勝利、5期目。投票率は76.73%
02/07 イラク首都バグダッド東部でアメリカ軍が無人機攻撃、米軍は神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)司令官を殺害したと発表。人民動員隊(PMF)車両が攻撃を受けアルサーディ/Abu Baqir al-Saadi司令官を含む3人が死亡したと現地情報。
02/07 シリアのホムス州の複数の地点をイスラエル空爆。シュイラット空軍基地などが標的となった模様。
02/07 カタールを韓国の申源湜/Shin Won-sik国防相が訪問、アティヤ国防相と会談。共同軍事訓練拡大、閣僚級協議定期開催、二国間防衛協力の基礎構築などの覚書に署名、安全保障の二国間協力強化で合意。
02/07 ロシアのウドムルト共和国イジェフスク郊外の工場で大爆発。非常事態当局はロケットエンジンの実験中の事故と発表。
02/07 ウクライナ議会、追加動員改正法修正法案の第一読会を可決。
02/07 ノルウェーのアイデ外相、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に2600万ドルの追加資金を拠出すると発表。
02/07 スウェーデン当局、2022年に起きたノルドストリーム パイプラインの爆破事件について、自国民の関与はないとし、管轄権がないと判断して捜査を切り上げ、証拠品はすべてドイツに引き継ぐと表明。
02/07 欧州連合(EU)最高裁判所、ロシアの金属・通信系新興財閥(オルガリヒ)アリシェル・ウスマノフ氏にEUが科した制裁について、ウスマノフ氏の上告を棄却。
02/07 欧州司法裁判所、ロシアのイーゴリ・シュバロフ元第一副首相による制裁リストを違法とする訴訟の上訴を棄却。
02/07 マダガスカル議会上院、児童強姦犯の物理的・化学的去勢を可能にする法案を可決。*5
02/07-08 台湾を日本の東京都小池知事が訪問、蔡英文総統、高雄市長らと面会。
02/08 アメリカのサリバン国務次官補、エクアドルがかつてロシアやウクライナから取得した老朽化したロシア系装備を鉄くずとして米国に払い下げ、代わりに米国製兵器を米国が供与、米国はウクライナにロシア製装備を移転する計画を検討していると明かす。*6
02/08 ミクロネシア連邦のシミナ大統領、パラオのウィップス大統領とマーシャル諸島ハイネ大統領の連名で、アメリカ上院与野党指導部や上院歳出委員会に対し、2023年更新合意した自由連合協定(COFA)予算が米議会で見送られている件について、不安と中国を念頭にした懸念を表明する共同書簡を送ったと発表。
02/08 日本首都東京をケニアのルト大統領が訪問、岸田阿首相と会談。両国防衛当局が国連平和維持活動(PKO)などでの協力文書に署名。*7
02/08 日本首都東京をラトビアのカリンシュ外相が訪問、上川外相と会談。欧州大西洋とインド太平洋の安全保障の不可分性で一致、エネルギー、情報産業などの経済分野協力で一致。
02/08 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談。1つの中国としての台湾の位置づけや、産業供給網安定化での連携を確認。
02/08 ミャンマーのシャン州タアン民族解放軍(TNLA)、タアン族に徴兵令を発表。
02/08 イラク軍報道官、アメリカ軍によるイラク領内への攻撃を主権侵害であり市民の安全と声明を軽視していると非難する声明発表。
02/08 オーストラリアをパプアニューギニアのマラペ首相が訪問、アルバニージー首相と会談。安全保障、気候変動対策などでの連携を確認。
02/08 インドのウッタラーカンド州ハルドワニ/Haldwani市当局、許可なく建築されたとしてモスクとイスラム教宗教学校を重機で撤去。ムスリムの市民がこれに抗議し投石や車両への放火に到り、治安部隊が催涙ガスや実弾を用いて鎮圧。警察によると抗議者5人死亡。
02/08 パキスタン国民議会(下院)総選挙(336議席)。政党から立候補を選挙管理委員会に阻止されたパキスタン正義運動(PTI)系無所属議員が116(-23)議席イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が82(+26)議席パキスタン人民党(PPP)が54(+14)議席を獲得。
02/08 トルコ首都アンカラソマリアのヌール/Abdulkadir Mohamed Nur国防相が賓客として訪問、ギュラー首相と会談。国防・経済協力協定に署名。
02/08 ウクライナのゼレンスキー大統領、ザルジニー総司令官を解任。シルスキー陸軍司令官を後任に指名。
02/08 スイスのボー州で斧とナイフを持った男が列車の車掌と乗客14人を人質に立てこもり、警官が犯人を射殺。
02/08 ナイジェリア首都アブジャ西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が緊急外相会合。セネガルの大統領選挙延期、マリ、ブルキナファソニジェールのクーデター軍事政権をめぐる対応を協議。
02/08 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、01/28に脱退を表明したブルキナファソニジェール、マリに対し、決定を再考するよう促したと発表。
02/08-07 南シナ海フィリピン海軍とアメリカ海軍が合同軍事演習。
02/09 キルギスの裁判所、政府批判の多いニュースサイトKloop.kgを閉鎖し運営するKloop Media社に解散命令。同社は控訴する方針。
02/09 レバノンの山岳レバノン県ジャドラ/Jadra路上の車両をイスラエル無人機が攻撃、少なくとも2人死亡、同乗していた標的とみられるハマス当局者は負傷しつつも生存。*8
02/09 パレスチナガザ地区ハンユニスのナセル病院に向かう避難民にイスラエル軍狙撃兵が発砲、少なくともパレスチナ人21人が死亡。
02/09 ロシアとウクライナアラブ首長国連邦(UAE)の仲介で捕虜それぞれ100人を交換。ゼレンスキー大統領はこれまでに3,135人のウクライナ人捕虜が解放されたと発表。
02/09 ナイジェリア中央銀行カルドーソ総裁、外国為替取引期限超過残高70億ドルに対する監査の結果、24億ドル相当の取引不正が判明したと発表。関与した企業は罰せられると述べた。
02/09- ポーランド各地で農家が市場環境改善を求める抗議デモ。ウクライナとの主要検問所4か所を封鎖。*9
02/10 ミャンマー軍事政権、2010年に成立し発効していなかった兵役を義務化する徴兵法を発効させたと発表。
02/10 レバノンのサイダでイスラエルによるとみられる無人機攻撃、少なくとも2人死亡。
02/10 イスラエル軍パレスチナガザ地区国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)拠点地下からハマスのトンネル網を発見したと発表。*10UNRWAラザリニ事務局長は確認できないと表明。
02/10 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)公式報道、アメリカとイギリスの攻撃で戦闘員17人が死亡したと発表、公葬のうえ氏名を公表。
02/10 ウクライナハリコフ州へのロシア軍の無人機攻撃がガソリンスタンドに着弾、子供3人を含む少なくとも7人死亡。
02/10 ハンガリーのノバク大統領および当時法相だった議会の欧州問題委員会ジュディット・ヴァルガ委員長、前年4月に恩赦を言い渡した25人の受刑者に児童性的虐待事件関与者が含まれていたことで大規模な抗議活動に発展したことから引責辞任
02/11 アメリカのバイデン大統領、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談、パレスチナガザ地区について市民を保護する実行可能な計画がない限りラファへの侵攻はすべきでないと言明。
02/11 北朝鮮国防科学院、新型の240mm操縦放射砲(多連装ロケット砲)発射実験。翌日、朝鮮中央通信が報道。
02/11 韓国軍、北朝鮮南浦市付近から黄海に向け発射された多連装ロケット砲を探知、飛距離は数十kmと発表。
02/11 ウクライナ国防省情報総局(GUR)、ロシア軍がウクライナ占領地でスペースX社のスターリンクを使用していると表明。ロシア大統領府、スペースX社のマスクCEOともこれを否定。
02/11 フィンランド大統領選挙決選投票、得票率51.6%でストゥブ元首相が勝利。対ロシア強硬路線維持、北大西洋条約機構(NATO)核シェアリングに前向き。
02/12 フィジーで日本と太平洋島嶼国18か国が太平洋・島サミット外相会合。ルールに基づく国際秩序のもと全ての国の権利、自由、主権の保護の原則を議長総括に明記。
02/12 サウジアラビアのアブドルアジズ エネルギー相、国有石油企業サウジアラムコに対し原油生産能力拡張停止を指示したと発表。
02/12 ロシア内務省エストニアのカラス首相、ペテルコプ国務長官リトアニアのカイリース文化相を指名手配。罪状は非公開だが大統領府は敵対行為と述べる。
02/12 オランダ高等裁判所、人権団体の提訴を受け、オランダ政府に対し、備蓄倉庫からのF35戦闘機の部品のイスラエルへの輸出について国際人道法の重大な違反行為に使われる可能性が否定できないとして停止するよう命じる判決。*11
02/13 アメリカ首都ワシントンで、ギャングとの戦いが続くハイチを支援する国際治安部隊計画について協議する為に訪問していたケニア公式代表団ウォルター/Nyamato Walter氏がホテルの一室で死亡しているのが発見された。警察は自然死と自殺の線で捜査しているという。
02/13 パキスタンイスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)とパキスタン人民党(PPP)、02/08の選挙結果を受け連立合意。
02/13 アラブ首長国連邦(UAE)をインドのモディ首相が訪問、ムハンマド大統領と会談。インド・中東・欧州経済回廊推進に向けた協力協定に調印。
02/13 スペインのアリカンテ州ビジャホヨサ/Villajoyosaで男性の銃殺死体が発見され、02/20に当局は2023年8月にウクライナにM8ヘリコプターで亡命したロシア空軍パイロットのマキシム・クジミノフ氏と断定。
02/13-16 エジプト首都カイロでイスラエルパレスチナハマスの戦闘休止に向け4か国協議。*12
02/14 北朝鮮江原道元山沖の日本海上から北朝鮮巡航ミサイルを発射。朝鮮中央通信は新型地対艦ミサイル パダスリ6の試験発射と報道。
02/14 韓国外務省、キューバと外交関係を樹立したと発表。1959年のキューバ社会主義革命で交流を断絶して以来。
02/14 台湾の金門島周辺海域で沿岸警部当局の取締り中、中国の漁船が転覆し4人が海に落下、2人死亡。中国国務院台湾事務弁公室が乱暴で悪質な事件としてこれを非難。残る2人は02/20に中国に送還される。
02/14 中国四川省カンゼ・チベット族自治州地元政府庁舎前でで村2つの約2000人が移転を迫られ6つの寺院が失われる水力発電ダム計画に反対する約300人規模の抗議デモ。治安当局が約100人を拘束。
02/14 インドネシア大統領選挙。プラボウォ氏が勝利。議会選挙は闘争民主党が1位(16%)、プラボウォ陣営のゴルカル党が2位(15%)、プラボウォ氏のグリンドラ党が3位(13%)。
02/14 インドで続く農家の大規模デモ、首都ニューデリーに向かう抗議車列がパンジャブ州とハリヤナ州の州境付近で行く手を阻む治安部隊と衝突、警察が催涙弾などで制圧。*13
02/14 レバノン南部にイスラエル軍が大規模攻撃、少なくともヒズボラ戦闘員1人、子供2人と母親の計4人死亡。
02/14 イスラエルのサフェド町の軍事基地にレバノンからの砲撃、少なくとも兵士1人死亡。
02/14 ウクライナ軍、クリミア半島アルプカ沖の黒海会場でロシア軍大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフを水上無人機マグラで撃沈したと発表。
02/14 ウクライナドネツクアウディーイウカをシルスキー新総司令官とウメロフ国防相が視察。
02/14 フランス首都パリで国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会。インドと加盟交渉開始で合意。
02/15 エクアドルのノボア大統領、アメリカと海軍の共同行動を含む2つの軍事協定を批准したと発表。
02/15 タイ首都バンコクで王室を支持し不敬罪改正を求める民主派に対抗する500人規模の政治集会。
02/15 インドのマニプル州チュラチャンプル/Churachandpur地区で警官の発砲により少なくとも2人死亡。
02/15 イスラエル政府によるパレスチナガザ地区ラファ攻略戦の主張に対し、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは人道的即時停戦を求める共同声明を発表。
02/15 パレスチナガザ地区ハンユニスの成せる病院にイスラエル軍が突入、制圧。
02/15 ロシアのベルゴロド州をウクライナ軍が攻撃、子供1人を含む5人死亡。
02/15 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長、ウクライナに100万機の無人機を供与する合意書締結を目指すと発表。*14
02/15 セネガル憲法評議会、大統領選挙投票日延期を決めた法律を違憲とし、当初日程遵守は不可能としつつ可能な限り早期の実施を求める。
02/16 ロシアを中国共産党中央対外連絡部(中連部)劉建超部長が訪問、与党統一ロシア党首メドベージェフ全大統領と会談。
02/16 ロシア当局、反政府活動家ナワリヌイ氏が収監先の刑務所で死亡したと発表。
02/16 ドイツ首都ベルリンをウクライナのゼレンスキー大統領が訪問、ショルツ首相と会談。10年間の二国間安全保障協定に署名、ショルツ氏はから11憶ユーロの追加軍事支援を表明。
02/16 フランス首都パリンをウクライナのゼレンスキー大統領が訪問、マクロン大統領と会談。二国間安全保障協定に署名、マクロン氏はから30憶ユーロの追加軍事支援を表明。
02/16-18 ドイツでミュンヘン安全保障会議。ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルハマスの戦闘やガザの人道状況などについて協議。
02/16-21 中国の王毅外相がドイツ、スペイン、フランスを歴訪。ミュンヘン安全保障会議出席など。
02/17 アメリ国務省コンゴ民主共和国(DRC)北東部で戦闘を続ける反政府武装勢力M23を支援しているとしてルワンダを非難し、交戦停止と撤退、支援停止を求める声明を発表。*15
02/17 アメリカ中央軍、イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)支配地域にミサイル3発、無人潜水艇(UUV)1隻、無人水上艇(USV)1隻に計5回の空爆を実施したと発表。
02/17 イランのケルマン州ファリヤブ/Faryab近郊の民家で男がカラシニコフ自動小銃を乱射、少なくとも親族12人が死亡、3人負傷。
02/17 ウクライナ軍タルナフスキー将軍、ドネツクアウディーイウカからの撤退を発表。
02/18 メキシコのタマウリパス州ミゲルアレマンでパトロール中の軍部隊を麻薬カルテルとみられる武装集団が待ち伏せ攻撃、少なくとも武装集団12人が死亡。
02/18 イスラエルのネタニヤフ政権、パレスチナ国家の一方的な承認や、パレスチナ国家樹立による2国家共存を求める国際社会の要求を明確かつ全面的に否定し反対する宣言を採択。
02/18 イスラエルのガラント国防相ガザ地区ハマスの指導者をシンワル氏から交代させることを検討していると発表。
02/18 パレスチナガザ地区全域をイスラエル軍空爆
02/18 パレスチナのガザ保健当局、ハンユニスのナセル病院の機能が停止し、酸素吸入ができなくなった患者少なくとも8人が死亡したと発表。これまでに少なくとも100人を拘束したとイスラエル軍発表。
02/18 イエメンのアデン湾でイギリス企業*16所有のベリーズ船籍貨物船ルビマーがバブ・アル・マンダブ海峡に差し掛かったところでアンサール・アッラー(フーシ派)の攻撃を受け浸水、乗員全員が退避し人的被害なし。*17
02/18-19 スペインを中国の王毅外相が訪問、サンチェス首相やアルバレス外相と会談。中国が牛海綿状脳症(BSE)を理由に2000年に欧州に対し止していたスペイン産牛肉輸入解禁で合意。
02/19 カナダのブレア国防相、ロシアに対抗するためウクライナにスカイレンジャーR70無人機800機を供与すると発表。
02/19 ハイチ検察が2021年7月のモイーズ大統領(当時)暗殺の容疑者として、マルティーヌ・モイーズ大統領夫人(当時)とクロード・ジョセフ首相(当時)、レオン・チャールズ元国家警察総監を軸に約50人を告発する裁判官文書が流出。
02/19 ハイチの南東県ジャクメル郡セギン/Seguinの民家で家族16人の遺体が発見される。死因は不明だが目立った外傷がないと証言。
02/19 フォークランド諸島をイギリスのキャメロン外相が訪問、フォークランド紛争の戦場を視察。
02/19 日本首都東京をウクライナのシュミハリ首相率いる代表団が訪問、岸田首相と会談。経済復興推進会議。当局や企業が56の協力文書に署名。情報保護協定交渉開始などで合意。ウクライナ経済復興推進会議開催。
02/19 韓国で医学部定員2000人拡大に反発した大学病院の専攻医(研修医、インターン)約6400人が一斉に辞表提出。政府は辞表不受理を含む診療維持命令などで対応。
02/19 金門島海域で台湾の観光船を中国海警局が臨検監督。
02/19 パプアニューギニアのワバグ/Wabag付近で戦闘による少なくとも64人の遺体が発見される。*18
02/19 ベルギー首都ブリュッセル欧州連合(EU)外相理事会。イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)から商船の安全な航行を保護するため軍艦派遣を正式決定。*19
02/19 エチオピアのアムハラ州で村に向かうトラックが空爆を受け、子供や高齢者を含む民間人15人が死亡。ファノ民兵組織との千t能地域から約24km離れていた。政府発表なし。
02/19 ナイジェリアのザムファラ州ジャラミー/Zurmiの警察署が武装集団の襲撃を受け、これを撃退するもけ
02/19 ギニア軍事政権の大統領府事務総長カマラ/Amara Camara准将、内閣を解散したと発表。解散理由、次期政権発足の予定などは不明。
02/20 コロンビアのベラスケス国防相、和平交渉中の反政府武装勢力が未成年者を強制的に徴用していると非難、空爆再開を示唆。これに対して民族解放軍(ELN)のガルシア指導者は、政府によるいかなる停戦破棄にも武力で応じると威嚇。
02/20 台湾の金門島周辺海域に中国海警局船舶が活動、台湾当局の船と一時にらみあいになる。
02/20 南シナ海フィリピン海軍とアメリカ海軍が合同巡回。
02/20 ミャンマー国軍、02/10に発表した徴兵制度について女性を対象から除外する方針wの発表。
02/20 フランス首都パリを中国の王毅外相が訪問、マクロン大統領と会談。農業や航空分野における取引拡大、中国の市場開放、ロシアによるウクライナ侵攻などについて協議。
02/20 ソマリアのモハムド大統領、エチオピアソマリランド港湾施設を海軍が使用する01/01の覚書に関し、ソマリランドを事実上国家承認する協定を結べば自国の主権を防衛すると主張。
02/20 コンゴ民主共和国(DRC)のルコンデ首相が辞任。理由は非公表。
02/20 ナイジェリアのクリストファー・ムサ国軍総司令官、ニジェール国境警備に派遣されていたベナンカメルーン、チャド、ナイジェリアの軍隊で構成される多国籍統合任務部隊(MNJTF)から軍を撤収したと発表。
02/20 経済協力開発機構(OECD)、インドネシアと加盟に向けた協議を始めると発表。
02/20 国連安全保障理事会(安保理)、パレスチナガザ地区イスラエル軍ハマスの衝突について、アルジェリアが提出した人道目的の即時停戦などを求める決議案を採決、アメリカの拒否権で否決。*20
02/20 国連安全保障理事会(安保理)、コンゴ民主共和国(DRC)東部を活動域とする反政府武装勢力5団体6人に武器禁輸、渡航禁止、資産凍結の制裁を決定。*21
02/21 アメリカのニューヨーク検察当局、日本のヤクザとされる男と共謀したタイ人の男を核物質の国際密売の共謀、麻薬輸入の共謀、対空ミサイルの入手 譲渡 所持の共謀、資金洗浄などの容疑で逮捕、起訴したと発表。
02/21 ガイアナ外務省、ベネズエラマドゥロ大統領が02/20にチャールズ在ベネズエラ ガイアナ大使と会談し、アリ大統領に多大な敬意を伝えたと発表。
02/21 ブラジル首都ブラジリアをアメリカのブリンケン国務長官が訪問、ルラ大統領と会談。ルラ氏がイスラエルによるパレスチナのガザ侵攻をジェノサイドとした発言について、ブリンケン氏は明確に同意しないと伝達。パレスチナ国家樹立の必要性については合意。
02/21 韓国の専攻医(研修医、インターン)ストライキ、辞表提出が8816人に拡大、政府は出勤拒否する専攻医6112人に業務開始命令。医療サービスに影響。
02/21 台湾の媽祖諸島海域に中国海警局などの船3隻が通航、1隻は島まで10kmの距離まで接近。金門島海域には海警局2隻が侵入し活動。
02/21 タイ首都バンコクカンボジアのフン・セン前首相が訪問、タクシン元首相と会談。
02/21 欧州連合(EU)、ウクライナ侵攻を理由にロシアなどの194の個人や団体に第13弾となる追加制裁を発表。*22
02/21-22 ブラジルで20か国・地域(G20)外相会合。中東情勢についてパレスチナ国家樹立による2国家解決でほぼ一致。共同声明なし、ビエイラ外相が議長声明。
02/21-22 台湾をアメリカ議会下院中国共産党特別委員会マイク・ギャラガー委員長(共和党)率いる超党派議員代表団が訪問、蔡英文総統、次期総統の頼清徳副総統と会談、支持表明。
02/22 タイのプラチュアプキリカン県沖約40kmのタイ湾で海軍とアメリカ海軍が共同で2022年12月18日に沈没したタイのコルベット艦スコタイの潜水調査を開始。
02/22 スリランカ入国管理当局、ロシアによるウクライナ侵攻のために航空便が停止したため観光ビザ期限30日間を延長する措置を停止する通達を発布、03/07までの出国を求める。
02/22 モルディブ首都マレにインド、モルディブスリランカ排他的経済水域外縁を3週間以上調査していた中国の海洋調査船向陽紅/Xiang Yang Hong 03号が入港、インド政府が懸念表明。
02/22 イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナガザ地区の戦後の方針をまとめた文書を戦時内閣に提示。*23
02/22 パレスチナガザ地区の民家をイスラエル軍空爆、少なくともパレスチナ人23人が死亡。また、ハンユニスのナセル病院を舞台が襲撃。
02/22 トルコ、ソマリア領海防衛支援を表明。
02/22 ラトビア議会、ベラルーシとロシアからの穀物製品の輸入禁止法案を可決。欧州連合(EU)加盟国で初。*24
02/22 イギリス政府、ウクライナ侵攻を理由にロシアへの追加制裁を発表。ロシア軍事企業や個人、中国企業3社、トルコ企業、北朝鮮など50以上の個人・団体を対象に資産凍結や入国禁止などを科す。
02/22-23 中国首都北京で2024年対台湾工作会議。王滬寧全国政治協商会議主席が出席、台湾の独立活動に断固として臨むとし、両岸交流拡大と外部干渉抑止を表明。
02/23 アメリカ政府、ウクライナ侵攻とナワリヌイ氏死亡を理由にロシアの防衛産業を中心に500を超える団体や個人に対する追加制裁を発表。*25
02/23 アメリカのブリンケン国務長官イスラエルが不法占領するヨルダン川西岸での入植活動を国際法に矛盾しているとして断固反対の意思を表明。
02/23 アルゼンチンをアメリカのブリンケン国務長官が訪問、ミレイ大統領と会談。財政健全化と経済安定化に向けたミレイ政権の努力を称賛、重要鉱物採掘への米国の関与に期待を示す。
02/23 インドネシア首都ジャカルタをオーストラリアのマールズ国防相が訪問、スビアント国防相と会談。数カ月以内に安全保障協定に署名する見通しを表明。
02/23 インド外務省、ウクライナ侵攻作戦を遂行するロシア軍で自国民が支援任務に就いていることを認め、ロシア側と除隊に向け協議していると発表。*26
02/23 アルメニアのパシニャン首相、集団安全保障条約機構(CSTO)参加を事実上凍結したと表明、脱退も示唆。国内駐留するロシア軍の基地の撤収は求めない考えを示す。
02/23 アラブ首長国連邦(UAE)のゼユーディ外国貿易大臣、ケニアと包括的経済連携協定(CEPA)を締結したと発表。
02/23 ウクライナ空軍、アゾフ海周辺でロシア軍A50早期警戒管制機を撃墜したと発表。*27
02/23 ウクライナのリビウをアメリカ民主党シューマー院内総務率いる議員団が訪問、ゼレンスキー大統領と会談。ゼレンスキー氏は支援が無ければ負けるとし、米議会で滞る支援予算の早期可決を訴え。
02/23 ハンガリー首都ブダペストスウェーデンのクリステション首相が訪問、ハンガリーへのグリペン戦闘機4機売却で合意。スウェーデン北大西洋条約機構(NATO)加盟について協議し、オルバン首相が議会承認の見通しを示す。
02/23 フランス首都パリでイスラエルアメリカ、カタール、エジプト各国代表者がイスラエルパレスチナハマスの戦闘停止案に合意。ハマスと交渉に入る見通し。*28
02/23 国連総会、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年を前に本会議。日米など50か国超と欧州連合(EU)がロシアを国際法違反と非難し、即時撤退を求める共同声明を発出するも、決議案提出はなし。
02/23 国連安全保障理事会、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年を前に外相級会合。スロベニアウクライナの要請で発議、ラブロフ外相は出席せず。
02/23-25 パナマを日本の上川外相が訪問、パナマ運河の安定的運航確保について協議。
02/24 インド太平洋経済枠組(IPEF)供給網(サプライチェーン)協定発効。
02/24 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)の8施設18か所をアメリカ軍とイギリス軍が攻撃。*29
02/24 ロシアのリペツク州の製鉄所をウクライナ軍がドローンで攻撃、大規模な火災。
02/24 ウクライナ首都キエフをイタリアのメローニ首相、カナダのトルドー首相、ベルギーのデクロー首相、欧州委員会のフォンデアライエン委員長が訪問。イタリアとカナダがそれぞれウクライナと2国間安全保障協定を締結したと発表。
02/24 先進主要7か国がテレビ首脳会議。イタリアのメローニ首相はウクライナから参加、ゼレンスキー大統領も参加。同国への揺るぎない支援を強調する共同声明を発表。
02/24 チュニジアの裁判所、2022年議会選挙に異議を申し立てた野党救世戦線/Salvation Front幹部ムバレク/Dalila Ben Mbarek氏に陰謀容疑で懲役6か月の有罪判決。
02/24 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、クーデターを理由に科したニジェールに対する制裁とギニアに対する制裁の一部を、人道的理由で解除すると発表。*30
02/25 アメリカ首都ワシントンのイスラエル大使館前で起きていたパレスチナのガザからイスラエルの撤退を求める抗議デモで、空軍関係者ひとりが自身に火を放って抗議の意思を示し重体、翌日死亡。
02/25 台湾の与党民進党の呉峻鋕中国事務部主任と中国の福建省アモイ大学台湾研究センターの朱磊研究員らがオンライン交流会、両岸関係について意見交換。
02/25 中国海警局、金門島海域を艦隊が編隊を組んで巡視活動を実施したと発表。
02/25 カンボジア上院選挙。与党人民党が58議席中55(-3)議席を獲得し圧勝。野党はクメール意志党が1394票を得て3議席を獲得。*31
02/25 ベラルーシ議会選挙および地方選挙。投票率73%と当局発表。
02/25 ウクライナのゼレンスキー大統領、ロシアによるウクライナ侵攻で死亡したウクライナ将兵が少なくとも3万1000人と述べる。
02/25 ブルキナファソのウダラン州エサカン/Essakane村で日曜礼拝中のカトリック教会が武装集団の襲撃を受け、少なくとも15人が死亡。
02/25-03/09 インドのラジャスタン州で陸軍と日本の陸上自衛隊が合同軍事演習ダルマ・ガーディアン23。
02/26 メキシコのミチョアカン州マラバティオ/Maravatioで市長選挙の与党国家再生運動候補ミゲル・アンヘル・レイエス・サバラ氏と、野党国民行動党アルマンド・ペレス・ルナ氏が、何者かに撃たれ死亡。
02/26 ツバル議会、新首相にフェレティ・テオ氏を全会一致で選出。
02/26 パレスチナ自治政府シュタイエ首相、アッバス議長に辞表を提出し内閣総辞職。新内閣が戦後のガザ復興や統治に関与するとの考えを示す。
02/26 ハンガリー議会、スウェーデン北大西洋条約機構(NATO)加盟を批准。
02/26 フランス首都パリでウクライナ支援会議、欧米27か国の代表が出席。会議後の記者会見でマクロン大統領がウクライナへの派兵可能性を問われて選択肢を排除すべきではないと答え、物議。*32
02/26-03/03 台湾の最大野党国民党夏立言副党首が中国を訪問。福建省厦門市、広州、上海市などを歴訪。
02/26-03/01 アラブ首長国連邦(UAE)首都アブダビ世界貿易機関(WTO)閣僚会議。1日延長。上級委員会不在による紛争解決機能喪失の回復に向けた議論。
02/27 中国全国人民代表大会全人代)常務委員会、秦剛前外相が全人代代表を辞任したと発表。
02/27 中国全国人民代表大会全人代)常務委員会、国家機密保護法改正案を可決。
02/27 サウジアラビアウクライナのゼレンスキー大統領が訪問、ムハンマド皇太子と会談。ロシアの全面撤退などの和平案平和の公式や捕虜交換について議論。二国間経済協力などについて協議。
02/27 モザンビーク政府、カボデルガド州でイスラム過激派武装勢力アルシャバブの攻撃により、6万7321人が避難したと発表。12/22以降治安状況が悪化している。
02/27-03/10 タイのウタパオ海軍航空基地での開会式を皮切りにタイ国軍とアメリカ軍主催の多国籍合同軍事演習コブラゴールド。*33
02/28 アメリカ首都ワシントンをメキシコのバルセナ外相、グアテマラマルチネス外相が訪問、ブリンケン国務長官マヨルカス国土安全保障長官と難民希望者問題に関する閣僚級会議。人道的管理と取締りで協力強化の共同声明。
02/28 ツバルのテオ政権、地政問題より開発課題を優先する為台湾との関係は維持するとする声明を発表し、断交の観測を払拭。
02/28 中国首都北京をシエラレオネのビオ大統領が訪問、習近平国家主席と会談。中国企業からの投資拡大など経済協力強化で合意。
02/28 パレスチナガザ地区で、2023年10月7日のハマス襲撃以降のイスラエル軍によるパレスチナ人死者数が30,035人、負傷者が70,457人に達する。ヨルダン川西岸では414人死亡、4,600人負傷。イスラエル側は1,139人死亡、8,730人負傷。
02/28 ロシア首都モスクワをマリのディオブ外相が訪問、ラブロフ外相と会談。二国間安全保障パートナーシップ強化で合意。ディオブ氏はロシアの小麦やディーゼル燃料などの支援に謝意、ラブロフ氏は継続を表明。
02/28 トランスニストリア自治政府当局者、ロシアに保護を訴える。モルドバ政府は分離主義者の政治宣伝としてこれを拒否。
02/28 アルバニア首都ティラナで南東ヨーロッパ諸国首脳会議。ウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、支援を求める。
02/28 チャド首都ンジャメナの野党国境なき社会党(PSF)本部付近で治安部隊との衝突によりヤヤ・ディロ/Yaya Dillo党首が死亡。*34
02/28-29 オーストラリアをフィリピンのマルコス大統領が訪問、アルバニージー首相と会談。安全保障、貿易、投資など複数分野で協議したほか、マルコス氏が議会演説。
02/28-29 ブラジルのサンパウロで20か国・地域(G20)財務省中央銀行総裁会議
02/28-03/02 日本首都東京をチェコのリパフスキー外相が訪問、上川外相と会談など。ロシアによるウクライナ侵攻など安全保障情勢、経済協力などについて協議。
02/29 アメリ連邦議会上下院、03/01と03/08に失効するつなぎ予算延長法案を可決。
02/29 ハイチ首都ポルトープランス全域で銃撃戦が激化、有力ギャング頭領ジミー・シュリジエ(バーベキュー)氏はアンリ首相退任を求めて攻撃を宣言。警察官少なくとも4人が死亡。
02/29 ハイチへの国連多国籍警察支援にバハマバングラデシュ、バルバドス、ベナン、チャドが派遣意思を表明したと国連発表。*35
02/29 日本首都東京をモンゴルのサイハンバヤル国防相が訪問、木原防衛相と会談。防衛協力と交流に関する覚書の改定文書に署名。
02/29 ミャンマーラカイン州シットウェ市ミオマ市場で爆発、少なくとも12人死亡、80人以上負傷。アラカン軍(AA)は沖から国軍の艦艇が砲撃したと発表。
02/29 パレスチナのガザ市で支援物資を待つ人々がイスラエル軍から銃撃や車両に轢かれるなどして少なくとも112人死亡、760人負傷。
02/29 ロシアのプーチン大統領、年次教書演説。*36
02/29 ソマリアプントランド自治州の軍事裁判所でイスラム国(IS)の戦闘員容疑でモロッコ人6人に死刑判決。
02/29-03/04 ケニア首都ナイロビをハイチのアンリ首相が訪問、ルト大統領と会談、ハイチへの警察官派遣を軸とした治安維持支援計画について協議。相互安全保障協定に署名。



 変更履歴
2024.03.30
 作成。

*1:オーストラリアとバーレーンデンマーク、カナダ、オランダ、ニュージーランドが支援。

*2:ウクライナオデッサからルーマニアブルガリア、トルコを経由し、ミニバンでジョージアに持ち込まれたと説明。14kgのプラスチック爆弾C4も含まれていたという。

*3:逮捕された容疑者にはコロンビア、アルゼンチン、中国、スペイン、エクアドルアルバニア出身者が含まれており、このグループはアルバニア人が主導したものとみられている。

*4:アメリカとの兵器取引をめぐる報復措置とする分析が出る。

*5:下院は1月に通過。成立には最高憲法院の合憲判断とラジョエリ大統領の署名が必要。

*6:一部では1月末から報じられていた。

*7:日本の防衛協力関連文書高官はアフリカ諸国で初。

*8:被害者はガザとヨルダン川西岸のハマス勧誘員Basel Salah氏という。

*9:2024年に入ってからフランス、ドイツ、スペイン、ベルギー、オランダなどで起きている農家の抗議デモ同様に補助金不足や燃料肥料価格高騰、欧州連合(EU)の環境規制に抗議するだけでなく、ウクライナからの安価な穀物流入に抗議。

*10:UNRWA拠点からトンネルに電気が引かれ、事務所がハマス戦闘員に使われていたと主張。

*11:提訴を棄却していた一審判決を覆した。

*12:エジプトの総合情報局カメル長官、カタールムハンマド首相兼外相、アメリカ中央情報局(CIA)バーンズ長官、イスラエル情報機関モサドのバルネア長官が出席。

*13:農家はモディ政権による農作物市場自由化に反対し、最低購入価格保証や更なる補助金を要求している。現在20以上の作物の支援価格が設定されているが、州政府の買い上げは米と小麦のみで全農家の7%にすぎないのを不十分としている。

*14:イギリスとラトビアか主導し、ドイツ、オランダ、カナダ、フィンランドノルウェーの7か国が参加する。

*15:更にDRCに対し、ルワンダ解放民主軍との協力停止などの信頼醸成措置継続を求めた。

*16:ゴールデン・アドベンチャー・シッピング社が所有者登録されている。

*17:乗組員はシリア人11人、エジプト人6人、フィリピン人4人、インド人3人の24人。爆発性の肥料22tを積載しているとジブチ港湾当局発表。同日、ギリシャ船籍の貨物船シー・チャンピオンも2発の飛翔体が近くで爆発し、軽度の損傷を受ける。

*18:当地ではSikin族、Ambulin族、Kaekin族などが長年対立し、抗争が激化している。

*19:数週間以内に4隻を派遣する計画。アラビア海も活動域に含める。

*20:イギリスが棄権、日本を含む13か国が賛成。決議案には人質解放や人道支援確保、民間人強制退去などの侵害行為停止を含む。アメリカは人質解放に基づく一時停戦の代案を事前に提出した。

*21:民主連合軍(ADF)指導者2名、トゥイルワネホ/Twirwaneho武装集団の指導者1名、全人民コンゴ主権連合(CNPSC)指導者1名及び2団体2名が対象。

*22:軍事関連企業が中心。電子部品取引を理由に中国企業4社も追加。

*23:ガザ地区の治安維持をイスラエル軍が負い、ハマスを排除してパレスチナ当局者が行政を担う内容。ガザとエジプトの境界ではエジプト、アメリカと協力して武器密輸等の取締りを行うほか、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を解体し国際支援機関に置き換えるとした。

*24:2023年12月、同年に38万t以上のロシア産穀物ラトビア経由でEUに輸入されたとし、2022年に比べて約8万t増加したと発表した。EU域外に輸出されたものは含まれていない。

*25:ロシア海運最大手の国営ソブコムフロートを不正取引に関与した14隻のタンカーを特定したとして対象に含める。ロシアの独自決済システム ミールの運営会社国家決済カードシステム(NSPK)社など。セルビアを含む26か国の企業、11か国の個人も対象。北朝鮮からの弾薬や兵器の運搬に関与した輸送会社も含む。また、ナワリヌイ氏獄死に関連して刑務所幹部ら3人も対象にした。

*26:ザ・ヒンドゥーは18人が最前線沿いの町で身動きが取れなくなっており、うち3人が従軍を強要されたと報道。アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とする人材斡旋業者に騙されたとした。

*27:ロシア民間からはロシア軍防空の誤射とする情報も出る。

*28:ハマスが人質のうち女性、高齢者、病人ら約40人を解放、イスラエルパレスチナ人囚人数百人を解放、そのうえで約6週間の戦闘停止と人道支援をする。

*29:オーストラリア、バーレーンデンマーク、カナダ、オランダ、ニュージーランドが支援し、武器貯蔵施設、ミサイル貯蔵施設、無人機、防空システム、レーダー、ヘリコプターを攻撃。

*30:国境封鎖、中央銀行と国家資産の凍結、小取引停止など。

*31:下院議員と地方議員が投票する間接選挙。主要野党だったキャンドルライト党は出馬できず、野党はクメール意志党と国民の力党で出馬。

*32:会議にはドイツのショルツ首相、ポーランドのドゥダ大統領、イギリスのキャメロン外相、アメリカのオブライエン国務次官補などが参加。スロバキアのフィツォ首相が欧州の複数の国が派兵を検討していると発言し、マクロン氏がこれを追認した形だが、ショルツ独首相が即日強く否定、NATOストルテンベルク事務総長、ポーランドのトゥスク首相、チェコのフィアラ首相が相次いで否定。仏もセジュルネ外相も交戦に該当しない地雷除去などの形式での駐留を想定していると弁明。また、チェコのフィアラ首相、欧州域外各国でウクライナに提供可能な155mm砲弾80万発を特定したとし、調達資金協力を呼掛け。オランダ、フランス、ベルギーが賛同し資金提供を表明。

*33:タイとアメリカのほか、日本、インドネシア、マレーシア、シンガポール、韓国の7か国が中心。オブザーバーを含めると計30か国が参加。中国、インド、オーストラリアは人道支援、有事式体制訓練のみの参加。人道支援訓練のみ02/04から実施。以前類似の計画はあったが自国の防衛産業を強化したいフランス、ギリシャキプロスが阻止していた。

*34:最高裁判所長官暗殺未遂容疑で逮捕、殺害されたPSF党員Ahmed Torabi氏の遺体を受け取りに国家安全保障局(ANSE)本部に行った家族とPSF党員が戦闘になったことに端を発する。PSFは一方的に攻撃されたと主張。

*35:ベナンが1,500人としている以外の具体的内容は不明。

*36:NATO加盟国がウクライナに派兵すれば核戦争に発展する現実的なリスクがあると警告。スウェーデンNATO加盟により西側方面への防衛線力強化が必要とした。内政では出生率安定増とハイテク分野などへの投資による経済成長を宣言。2023年はG7を上回る経済成長を遂げたと強調。